行政書士試験は簡単かどうか・受験のために大切なこと
公開日:
:
行政書士
ある行政書士の先生が、「行政書士試験は簡単」とブログに書いていて、そこに、不愉快に思った人たちのコメントが連なっているのを見かけました。
人によって違う
自分が一生懸命、勉強を頑張って、それで試験に落ちてしまったのに、「簡単」と書かれていたら、腹が立ちますよね。
試験の難易度についての感じ方は「人によって全く違うなぁ」と感じた経験を紹介します。
行政書士の先生たちは
行政書士登録をして、行政書士になると、支部の集まりなど、ちょくちょくあります。
その中で、ある先輩行政書士の先生から「行政書士試験、難しかったでしょー。よく受かりましたねー」みたいに言われたことがあります。
私は、「そんなに難しいという認識なのか」とちょっと驚きました。
司法書士の先生たちは
私は、司法書士補助者としても働いているのですが、司法書士の先生たちと話していると、
「行政書士試験は簡単だし、ちょっとやれば合格できるじゃない? でも司法書士試験は難しかった」
と言っていました。
私の身近にいる司法書士の先生たちは、行政書士登録はしていなくても、全員、行政書士有資格者(=試験には受かっているけど登録していない人)でした。
行政書士の試験勉強のための教材が5冊だとしたら、司法書士は13冊ぐらいになります。
範囲がそれだけ違うのですから、当然、司法書士の間では、「行政書士試験は簡単」という認識になりますよね。
結局、当たり前といえば当たり前ですが「難易度は人による」ってことだと思います。
個人的な感想
私は、6月半ばから試験勉強を始めて、11月の試験には間に合わないと思ったものの、そこで取れた点数を見て、「この期間だけでこれだけの点数が取れるなら、来年受けたら受かるな」と感じたし、実際、合格しました。
「簡単だった」とは思わないものの、「コツコツやれば、1年で合格できるな」と思ったのが正直なところです。
この感想を不愉快に思う人も居るかも知れませんが、難易度の感じ方というのは人によるのだから、仕方ないと思います。
私の考える行政書士試験合格のポイント
先日は、行政書士になりたいという友人たちから相談されました。私と違って有名大学卒業の友人は、間違いなく合格するだろうと思います。
そこまででなくとも、そこそこ知れた大学に、受験で合格している人なら、皆、受かるのではないかという印象を私は抱いています。(私の感じる試験難易度はそのぐらいということ)
ただ「そこまで必死に頑張れるかどうか」が重要かも知れませんね。
私の友人で、「頭が悪いわけではないけれど、とくべつ頭がいいという印象がない人」でも3度ぐらい受けて合格していたので、努力を継続できるかどうかが大事です。
「働きながら」「育児をしながら」など、自分の時間が自由にとれない人は難しいかも知れませんね。
「勉強時間が作れるかどうか」「やる気を継続できるかどうか」がポイントかなと思います。
私は、行政書士試験の勉強に関しては、勉強のために、自由になる時間がたっぷりあったのが勝因だと思っています。
勉強時間がなかなか取れない人は、数年かければいいと思うのですが、長くなればなるほど、モチベーションを維持していくのが大変かも知れないので、こればかりは努力で頑張ってください。