パスワード変更せずに済む方法(同じパスワードを使い続ける方法)
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行政書士
「バスワードの使い回しを招くぐらいならば、定期的なパスワード変更は不要」と言われていますが、強制的にパスワード変更を求められるシステムは多いです。
そんな時に、今のパスワードを使い続けられる方法をご紹介します。、
定期的なパスワード変更には意味がない?
定期的なパスワード変更に意味がないと、数年前に指摘されましたが、本当にそうでしょうか。
国民のための情報セキュリティサイトには、次のようにあります。
パスワードを複数のサービスで使い回さない(定期的な変更は不要)
「定期的な変更は不要」と記載されていますが、その理由は、「管理しきれなくなるだろうし、定期的な変更はしなくてもいいから、絶対にパスワードを使い回さないようにしよう」という意味ですね。
そのほかにも、定期的なパスワード変更についての記事があります。
定期的なパスワード変更を求められるもの
行政書士が使うソフトでは、定期的なパスワード変更を求められるものは多い気がします。
たとえば、電子認証や謄本の請求に使う、申請用総合ソフト。
このソフトに関しては、事務所内で情報を共有することもあるため、パスワードを変えると面倒です。
もし、申請用総合ソフトのパスワードを盗まれたとしても、重要なものには、電子署名が必要になるし、謄本請求の際の金銭の支払いは、銀行のサイトに遷移するので、最悪、申請用総合ソフトのパスワードを盗まれたからと言って、金銭的な被害が出るわけではありません。
(パスワードが盗まれて、勝手に変更されて、一時的に使えなくなって、期限までに電子認証ができなくて焦る・・ということはあるかもしれませんが、メリットもないのに、そんな、いたずらのようなことをする人はいませんよね。)
個人的には、このソフトで、年に一度パスワード変更する必要があるとは思えないのです。
そこで、私が使っているいい方法をお知らせします。
今のパスワードを続けて使う方法
パスワードを変えずに済む方法。というよりは、今使っているパスワードを続けて使う方法。
それは「パスワードを二回変える」ことです。
いつものパスワードが gyosei#123ならば、
gyosei#123
↓
gyosei#1234
↓
gyosei#123
と二回変更するだけです。
そのソフトやサイトが、「過去に使ったパスワードは使用不可」という仕様でない限り、大丈夫なはずです。
定期的なパスワード変更にそれほど意味がないとわかった以上、この方法が一番オススメです。
銀行のパスワードなど、直接、金銭被害につながりかねないようなものは、用心のためにも、定期的にパスワード変更したらいいと思いますけどね。
最後に
こんなにも簡単な方法ですが、意外と使っていない人や、思いつかない人も多いようなので、ご紹介しました。
知り合いの行政書士に教えたら「それは画期的だ」と言われ、それほどのことかなぁ、と思いました。
人の入れ替わりが激しい事務所は、用心のためにも、まめなパスワード変更は意味があると思いますが、複数人で共有すべきパスワードで、変更により混乱をきたしたら困る場合は、この方法がオススメです。