行政書士に応募する際の職務経歴書や自己PRの書き方
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行政書士への転職活動
専業主婦からの転職(就職?)活動を始めたばかりの頃、私は、履歴書と共に職務経歴書というものを送ることを知りませんでした。
だから最初に応募した事務所には履歴書だけ送りました。それだけが原因ではないかも知れませんが、返事はありませんでしたよ…。
私が職務経歴書でアピールしたこと
職歴のある人は書くことがあるからいいですよね。
私の場合、就職したことがなかったので、職歴がなく、アルバイトみたいな仕事を全部、羅列しました。
職務経歴書の自己PRでは、普通は「これだけの商品を売った」とか、「○○をした」という仕事での実績を書くようです。
ですが、私は職歴がないので、実績もありません。
仕方なく、アルバイト先での出来事を思い出し、「事務作業で、私の作業スピードが速過ぎて、その日の作業がなくなった」(事実)とか、「仕事が早い」と評価してもらえた話を書きました。
また、書類をミスのないよう何度も繰り返して確認する根気があり、ミスを見逃さない正確性があるというアピールもしました。
当時は書くことがなくて仕方なく書いたことばかりでしたが、今の事務所では、結果として、これが良かったようです。
行政書士の仕事は、スピードが求められますし、一字のミスも見逃さない正確性も必要です。
ですから、自己PRでは、そこをアピールしていくのもオススメです。
司法書士勉強中もウリになる
私は行政書士試験合格後、司法書士の勉強もしてみようかなと思って、資格学校で一通りは勉強しました。が、これから繰り返し勉強して覚えようと思った頃、家庭の事情で忙しくなってしまったので、諦めました。
法律はころころ変わるので、続けて一気に勉強できない場合は諦めるのがいいと思ったからです。それは今の事務所の先生や先輩も、良い選択だったと言います。
司法書士の勉強内容が身に付いているかどうかはともかく、「司法書士の勉強を一通りはしたし、今後も目指したい」と言ったことが、今の事務所では良かったようで、採用されました。
今の事務所は、行政書士だけでなく、司法書士の仕事もしているからです。そういう事務所はわりと多いですよね。
私は、最初は行政書士法人など「行政書士だけのところ」を探していました。が、就活後半は「司法書士法人」や「司法書士事務所」「社会保険労務士事務所」など、「ほかの士業で行政書士も居るところ」を探しました。
そのように門戸を広げた結果、なんとかご縁に恵まれたので、良かったです。
ただ、実際に働き始めてみてたら、司法書士の勉強を一通りしたことがあるから良かったものの、行政書士の勉強だけで、司法書士の勉強を全然していなかったら、分からなくて辛かっただろうなと思いました。ですから、無理に門戸を広げることはオススメしません…。
それと、「司法書士の勉強をしていきたい」とは言いましたが、実際に本当に勉強して受験するかどうかは今のところ、分かりません。
ランクダウンすると目立てる?
ある行政書士法人は、主に法科大学院を卒業した行政書士で構成されていることをウリにしていました。
行政書士は高卒でもなれるので、どういう意味があるのかなと思ったのですが、おそらく「最初から行政書士を目指していた人」と「もともとは弁護士などを目指していた人」では知識量が違うということのアピールですよね。
「法科大学院を卒業した人で構成されている」というのを読んで、私としては、勝手に「弁護士とかになりたかったけど、なれなかった人たちなのかな」と思っていましたが、そういう意味では「行政書士有資格者」より「司法書士の勉強をしたことのある行政書士有資格者」は、良い自己PRになるのかなと思いました。