行政書士事務所の採用試験の内容は?合格後,実務を覚えたい!
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行政書士への転職活動
11月に行政書士試験が終わり、1月に結果発表ですよね。
すぐ行政書士登録する人もいるでしょうけれど、まずはどこかの行政書士事務所に入って実務を覚えたいと考えている人も多いでしょう。
「行政書士たるもの、すぐ個人開業すべきだ」という意見も多いですが、私は事務所に入って実務を覚えられて良かったと感じています。
私が、かつて受けた、とある行政書士事務所の試験内容をご紹介します。(すでに同じような記事を書いているかも知れませんが・・)
行政書士事務所の採用試験
ある個人行政書士事務所の採用試験は次のような内容でした。
- パソコンのタイピングテスト
- 定款の間違い探し
- 日本地図
おそらく、仮に、これが満点だからといって採用されるとは限りません。
やはり、面接で、会った時の感じの良さや、受け応えを見ているのだとは思います。
パソコンのタイピングテスト
まず、パソコンのタイピングテストですが、渡された紙に書かれた文字をひたすら入力していきました。
「これ、全部は無理だと思うので、できるところまででいいです」と言われ、スタートしましたが、途中で、「もういいです。全部できそうですね」と言われました。
私は、タイピングスピードだけは速いので、そこは問題なく、クリアできたと思いました。
行政書士の仕事は事務仕事なので、パソコン必須です。
難しいパワーポイントなどは必要ないので、行政書士になる人は、簡単なWordとExcelの操作方法ぐらいは学んだほうがいいでしょう。
パソコンが得意なら、書類作成が速くなり、書類作成が速いということは、たくさんの仕事がこなせるということです。
定款の間違い探し
定款の間違い探しは、2冊の定款を渡され、違いを探すというものでした。
間違いは漢字などの文字の間違いだけでなく、フォントの大きさやスペース、改行などのレイアウト等の間違いもありました。
実際、行政書士事務所に入ってからも、このような間違いがないかの確認は、よくやるので、必要な能力でしょう。
日本地図
日本地図の試験は私はボロボロでした。近くの県はわかりますが、遠方はわからなかったのです。
ですが、そこはとくに問題なく、今後覚えてくれればいいと言われました。
地図を見ればわかることなので、実務では、とくに必要はない、おまけ的な試験だと思いました。まぁ、常識的なことは知っておかなければいけませんが。
最後に
私は、この事務所に合格しましたが、残業が多いとのことで辞退しました。
私は日本地図はボロボロだったし、結局、このような試験は、あまりにパソコンができない人などをふるいにかけるためなのかと思いました。
いくら感じのいい人でも、タイピングスピードが遅ければ、仕事になりません。
行政書士は、ある程度スピードが必要な仕事でもあるからです。
かと言って、いくらスピードが早くても、1字の誤りを見落としてしまう雑さではダメですし、スピードと丁寧さの両方必要ですね。