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行政書士は文章力が必要ー作文課題のコツー

公開日: : 行政書士への転職活動

行政書士求人に応募し続ける専業主婦りほこ。先日の選考では、作文課題が出ました。

作文課題も出た,とある行政書士法人の本格的な説明会

行政書士には文章力が必要

行政書士にとって文章力は必要です。

試験で作文課題が出たのは今のところ1社のみですが、履歴書と職務経歴書とは別に「志望動機書を添えるように」という会社は2社ありました。

志望動機の内容を見るというよりは、文章力を見ているのだろうと思いました。

文章力がないと業務に支障が出ます。とくに、入管などは、こういう事情でビザが必要であるとか、納得してもらえるだけの説明を書かねばなりませんよね。

「何を書いているのか分からない」というのはダメなので、わかりやすい文章を書けるようにしましょう。

わかりやすい文を書くには

無駄を省いてシンプルに書く

SNSでよく、だらだらと長文を書いている人が居ますが、読む気がしますか?

私は書きたいことがあって長文を書いても、その後、かなり削除して、読む人の負担にならない短さにまとめます。とくに重複表現は避けます。

例えば「今日はいいお天気だったので、家族と近所の公園に遊びに行ってきました」というような文でも、もし写真付きでSNSにアップするなら、「いい天気」は分かるし、極端に言えば「家族と近所の公園へ」だけで分かるんですよね。

もちろん、作文課題などでは別ですが、何を削って何を残すべきか、日頃から、そういう感覚を鍛えることは無駄になりません。

文章を読む

 文章を書くだけでなく、読むようにしましょう。エッセイでも小説でも何でもいいので、文章を読んでインプットするのです。

 とくに小説は、こんな短い文でも、情景がこれほど目に浮かぶように描写できるのか、と感心することがたくさんあります。

 例えば「そこに彼女が立っていた。赤いセーター」と書かれていたら、「彼女は赤いセーターを着ていた」と書かれているわけではないのに、着ていることが分かりますよね。

作文課題対策

段落を多めに作る

 皆さんは日頃から、手書きで文章を書くことはあまりないでしょう。私も、主にパソコンです。パソコンの場合は、思いつくままに書き、あとからいくらでも削除や訂正ができますが、手書きではそうはいきません。

 また、作文課題では、じっくり構想を練る時間もないので、書いてはみたものの、読み返して、細かいところを直したくなるでしょう。

 そんな時のために、段落を多めに作るのをオススメします。修正したくなった時に、段落があれば、前後の文字数合わせに苦労せずに済むからです。

自己中心的にならないように

 作文試験について調べたら、面接担当者のコメントとして、

「○○だ」「○○ならない」などは見るほうからすると、悪い印象を持ってしまうことがあります。自己中心になったり、自信過剰に聞こえたりするからです。「だと思います」「なりたいです」のほうがいい

という意見がありました。

 私の場合、「○○だ」「○○である」を使いつつも「だと思う」と書いたことで、柔らかくなって良かったかも知れません。

 いずれにせよ、自己中心的な文章や、自信過剰に見えるような文は避けるべき、ということですね。

 内容に問題なければ、ですます調でも、である調でもいいですが、どちらにするか、統一だけはしましょう。

一文は3行以内に

一文が長くなり過ぎる場合は、2つの文に分けましょう。分かり辛くなるからです。 

実際に書いた作文

 私が実際に書いた作文をご紹介します。与えられた課題は「中小企業にとってのコンサルティングとは〜私の考え〜」でした。

 実は私はコンサルティングとは何かも分からず、「自分は場違いだ! もう書かずに帰りたい」と思いながら書いたのですが、一次選考は通過したので、なんらかの参考になればと思い、アップします。

 ただ面接やほかの評価が良かっただけで、作文が良かったわけではないかも知れません。

 うろ覚えですが、こんな感じです。文字数を増やすために重複していますし、上記にあげたような良い文章ではないです…。

「中小企業にとってのコンサルティングとは ~私の考え~

 目まぐるしく変わる現代、大企業ですら、あっという間に業績不振に陥ることがある。中小企業は、つねに将来に対する不安は尽きないだろう。起業していない私ですら、将来に対する不安を抱いている。

 コンサルティングは、その不安を取り除き、中小企業に安心を与えることが役割だと思う。

 また、コンサルティングは、中小企業の日常業務を手伝い、アドバイスすることができる。 中小企業が煩わしい会計記帳などから解放され、本業に専念できる環境を作ることが、コンサルティングの役割だと思う。

 コンサルティングは、才能があっても経営の才能がなくて起業を諦めている人たちの後押しをすることができる。そうすることで、雇用を生み出し、社会にも貢献できるだろう。

 中小企業が倒産を招くような大きな問題も、よく見ていれば、最初はほんの小さな兆しがあったはずである。視野が狭くなりがちな中小企業が一人では気づけない問題に気づいて対処することが、コンサルティングならできる。

 コンサルティングとは、取り返しのつかない事態になるのを避け、中小企業が安心して仕事に打ち込める環境を作る、頼れる生涯のパートナーであるべきだと思う。」

まとめ

 行政書士は、コミュニケーション能力も求められますが、文章力も求められます。勉強だけできたらいいというものではないので、文章力は身につけましょう。

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  • 管理人: りほこ

    専業主婦が行政書士になりました

    試験合格後、最初は、行政書士事務所に就職して、建設業・産廃等の許認可、相続、成年後見等の実務経験を積み、その後、独立。


    行政書士の求人に応募し続けて採用されるまでの経緯や、その後のことなどを書いています。
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